平成29年9〜12月定例会常任委員会(民生保健) - 12月08日−03号










平成29年9〜12月定例会常任委員会(民生保健) - 12月08日−03号

△開会 午後1時4分
◆床田正勝委員 陳情第90号につきまして、自民党を代表して質問させていただきます。若干重複するところがありますけども、お許しください。
 まずは、先ほどの局長見解によりまして、法令に基づく実務手続については、一定理解はできました。でも、なぜ当該営業施設に対して、保健所は周辺住民に対する事前周知制度のある国家戦略特別区域法に基づく許可ではなく、周辺住民に対する事前周知説明制度のない旅館業法に基づく営業許可を取得させることとなったのか、まず伺います。
◎久保健康局健康推進部保健主幹 お答えいたします。
 大阪市内で宿泊事業を行うに当たっては、旅館業法に基づく許可を受けるか、国家戦略特別区域法に基づく認定を受ける必要がございます。
 なお、旅館業法につきましては、ホテル営業、旅館営業、簡易宿所営業、下宿営業の4つの種類がございます。これらの営業の種類のうち、いずれの制度で許可もしくは認定を受けるかは、宿泊施設の運営方法や設備の状況を踏まえた事業者の選択によりますが、今回の事業者は、1泊2日から営業すること、客室面積が狭く、簡易宿所営業の許可基準以外は合致しないことから、旅館業法に基づく簡易宿所営業の選択をされました。
 当該施設は、施設内に玄関帳場を設けていることから、近年急速に拡大する玄関帳場を設けていない、いわゆる民泊施設とは異なり、法、条例上の事前周知の制度はございません。以上でございます。
◆床田正勝委員 事前周知までは法、条例上規定がないことは、今の説明で一定わかったんですけども、その結果として、地域住民からの不安の声は、保健所に多く寄せられているのが現状です。
 陳情項目にもあるんですけども、地域住民からの声に対して、健康局はどのように対応されていくのか伺います。
◎久保健康局健康推進部保健主幹 お答えいたします。
 竣工した建物が旅館業法及び本市条例に基づく許可基準を満たしていれば、許可をすることになります。
 一方で、地域から当該施設に対する不安の声があることは承知してございます。また、当該簡易宿所が地域で受け入れられていくためには、事業者の努力も必要と考えます。
 このため、地域からの要望が保健所に寄せられた場合は、事業者にその要望を伝え、地域との調和を図るよう事業者に対して要請してまいります。以上でございます。
◆床田正勝委員 ありがとうございます。
 地域から保健所に要望が寄せられた場合は、事業者に対して地域と調和を図るよう要望していくということでよろしくお願いいたします。
 ところで、今回の当該施設につきましては、健康局からこども青少年局に対して意見照会がされております。意見照会を受けたこども青少年局において、本日お越しいただいておりますけども、どのような事務手続をとられるのか、お尋ねいたします。
◎板橋こども青少年局保育施策部環境整備担当課長 お答えいたします。
 こども青少年局では、旅館業の建築主から提出されました建築計画届出書をもとに、風営法の規制対象となります、いわゆるラブホテルなどに当たる施設かどうかについて確認をしております。
 具体的には、届出書に添付されている構造設備の概要、設計図面、外観イメージ図をもとに、施設の外観及び外部の広告物の構造設備、寝台の設置状況や玄関、駐車場の構造などを確認しております。
 本件施設につきましては、ダブルベッドの客室は設置されておらず、フロントを経由せずに直接客室へ出入りすることはできない構造となっております。また、外観や広告物も著しく奇異な意匠ではないことから、ラブホテルなどに当たる施設ではないと判断し、健康局からの意見照会に対しましては、近隣保育園の良好な施設環境が著しく害されるおそれはないと回答したものでございます。以上でございます。
◆床田正勝委員 ありがとうございます。
 健康局からの意見照会に対しては、書面のみで判断されてるということですね。当該保育園には情報提供などは行っていないと思われます、今の御答弁では。
 こども青少年局さんは、保育園に子供を預けている保護者の不安を和らげるためにも、当該保育園に対して、事前に情報提供するなどの対応が必要と考えますけども、認識を伺います。
◎板橋こども青少年局保育施策部環境整備担当課長 お答えいたします。
 旅館業法第3条第4項の規定に基づく意見照会に当たりまして、風営法の規制対象となるかどうかにつきましては、図面などにより判断が可能でございますため、当該施設に対して事前の情報提供は行っておりません。
 しかしながら、本件のように、建物の設置場所が保育園と隣接している場合には、工事着工後に保育園関係者が不安に感じられるケースもございますことから、今後は、委員御指摘のとおり、事前に当該保育園に対して情報提供を行ってまいります。
 また、今回の陳情書を出されました保育園からは、保健所とともに、当該施設が設置されることで保育園の運営等にどのような懸念事項があるのかにつきまして、せんだってお伺いいたしました。そこで出されました御意見・御要望などにつきましては、保健所から事業者にお伝えする予定としております。以上でございます。
◆床田正勝委員 ありがとうございます。
 ただいまの御答弁で、今後は保育所にも事前の情報提供を行う旨の御答弁をいただきました。
 今回の陳情の中でも触れられてますけども、旅館業施設が増加していく中で、今回のような事例が今後ふえていくおそれもあります。建築計画の事前公開が地域に対して行われていれば、紛争の未然防止にもつながると考えておりますので、まずは今後の対応につきまして、今御答弁いただきました内容でぜひよろしくお願いいたします。
 また、先ほどの質疑でもあったんですけども、標識の設置など、旅館業施設建築計画の事前公開は私も必要だと考えております。
 京都市においては、旅館業施設建築計画の公開について、指導要綱で定めていると伺っているんですけども、どのような理由で定まっているのか、お尋ねいたします。
◎久保健康局健康推進部保健主幹 お答えいたします。
 建築基準法では、建築物を建設する場合は、同法により確認済みの表示板の掲示をする必要があります。しかし、本表示板には、建物の用途を掲載する規定がありません。このため、京都市においては、建築基準法による確認済みの表示板の掲示に加え、旅館業施設建築等指導要綱により、旅館業施設を建設する旨の標識の設置を指導しておるところでございます。以上でございます。
◆床田正勝委員 ありがとうございます。
 指導をしていただいているんですけども、今回の陳情においても、地域の方々から表示板の掲示はあったが、何が建つのかわからなかったというふうに聞いておりますし、それが陳情でも書かれておると思います。
 ただいまの御答弁にあったように、建築基準法による確認済みの表示板の掲示については、新たに建設される建物の用途が記載されていないということを、今御答弁で確認できたと思うんですけども、旅館業施設が建設されることがわからなかった。また、陳情書の中で記されているとおり、対話をしようとしても責任の所在が明確でなかった。これらのことが、今回、まさにトラブルの原因であったのではないかと推察をいたしております。
 ちなみに、ちょっと話が変わるんですけども、他の政令指定都市について、同様の制度があるのかどうか、事前にお調べをお願いしているんですけども、お願いいたします。
◎久保健康局健康推進部保健主幹 お答えいたします。
 衛生部局が定める要綱で、旅館業建設計画の事前公開について規定している都市は、京都市以外に札幌市、千葉市、神戸市、広島市の4都市でございます。以上でございます。
◆床田正勝委員 ありがとうございます。4都市ということですね。
 今回の陳情は、事前の情報提供が正しく周辺地域に行われていれば、防げた事案ではなかったかなと考えております。
 旅館業建設計画の事前公開として標識の設置は有効と考えますが、建物の用途が明確になっていない、責任の所在が明確でなければ、再度のトラブルにつながると考えます。
 今後検討される標識において、建物の用途、責任者などを記載項目にすることを含めて、しっかりと要綱を改正していただき、地域住民の不安を少しでも解消するべきではないかと提案をいたしますけども、いかがでしょうか。
◎久保健康局健康推進部保健主幹 お答えいたします。
 今後、標識の設置など、旅館業施設の建築計画の事前公開を行う仕組みについて、大阪市旅館業規制指導要綱の改正も含め検討してまいりますが、委員の御指摘を踏まえ、標識の記載項目については、建物の用途など、旅館業施設が建設される旨、周辺住民に伝わるようにするとともに、責任者につきましても明確にし、地域住民の皆さんの不安を少しでも解消できるように努めてまいります。以上でございます。
◆床田正勝委員 ありがとうございます。
 何度も繰り返しになるんですけども、今回の陳情は、事前の情報提供が周辺地域に行われていれば、防げた事案であると考えております。地域への情報提供などは、事業者が自主的に行わなければならないことと思いますけども、来阪外国人、今後ますます増加されると思います。市内の旅館業施設についても、今後ふえていくことが予想される中、こういった施設に対して地域との調和を図り、営業を行うよう、営業者の努力を市が促すことも必要だと思います。
 そのため、健康局としては、指導の根拠となる要綱を改正して、保健所については、地域住民の安全・安心を確保するためにも、事業者への指導を今後しっかりと行っていただくことを改めて要望して終わらせていただきます。ありがとうございました。