平成22年11・12月定例会常任委員協議会(民生保健) − 12月24日−01号



◆床田正勝委員 河川事務所における不祥事案に関する調査結果が取りまとめられまして、ただいま環境局長さんから御報告をいただきました。
 大阪市では、北山副市長さんを委員長とされます環境局河川事務所不祥事案調査チームを設置していただきまして、顧問に外部の有識者の方を加えまして、全容解明に向けて徹底した調査を行っていただきました。
 この短い期間、大変な作業であったと思いますけども、精力的に調査を進めていただき、この報告書をまとめていただいたかと思います。
 さて、先日の11月12日の民生保健委員会でも、この件について質問をさせていただきました。その中で、本件不祥事案の全容解明そして抜本的な解決策、この2つを要請させていただきました。そのうちの事実の全容解明につきましては、金品の私物化等やDVDの映像、陸上のごみの収集などなど、今回の調査によって明らかになった事実が、きょういただきました報告書に詳細に記載をされておられます。これらは極めて悪質な犯罪的な行為。河川事務所において組織的にかつ継続して行われていたことが改めて明らかになったわけで、非常に強い憤りを感じております。
 本報告書に記載されておられます各種の事実につきましては、本日、特に質疑は掘り下げては行いませんけども、改めて環境局に対して猛省を促したいと思います。
 それで、ここで何点かお尋ねいたしますが、今回の河川事務所の事案を初め不祥事が連続して発覚しておりますけども、この原因、背景、それと再発防止策について環境局としてどのようにお考えなのか、まず伺います。
◎玉井環境局長 お答え申し上げます。
 大阪市におきましては、本年3月に服務規律確保のプロジェクトチームを立ち上げ、不祥事根絶プログラムを策定して、全市を挙げて服務規律の確保に取り組んでおります。
 また、環境局としても、すべての事業所を対象とした職場巡視でありますとか、また環境局不祥事根絶プログラムを策定・実施するなど、不祥事ゼロに向けまして全力を傾注しておりますさなかにこのような不祥事案が連続して発覚をし、市民の皆様の信頼を大きく裏切ることとなり、環境局を預かる者として心から深くおわびを申し上げます。
 環境局における不祥事続発の原因と背景でございますけれども、まず、公務員としての自覚が足りない、むしろ欠如していることが非常に大きな問題でございます。特に今回の聞き取りの中でも、「先輩に言われたから」とか、「ごみやから」といった自分の責任、自覚に乏しい言いわけを多く聞いてまいりましたが、このような証言自身が他者に責任を押しつける、公務員であること以前の社会人としても誤った考え方であるということをきっちり認識させる必要があるというふうに強く感じております。
 また、今回明らかになりましたように、金品の私物化などの不正行為を容認し、かつ見過ごしてきた組織風土、あるいは人事交流の停滞の問題のほか、局におきましても、長年にわたりこうした現場の業務実態の十分な把握を怠り具体的な対策を講じてこなかった環境局の管理体制そのものにも問題があったと改めて痛感をいたしております。
 一方、これらを踏まえた再発防止策でございますが、今回新たに環境局不祥事案再発防止委員会を設置するなど、内部監視体制の拡充をしっかり図ってまいりますとともに、職員の意識の固定化を防止するため、今後、現業管理主任も含めた人事交流の活性化を図るなど、大幅な人事の刷新に努めたいというふうに考えております。
 また、改めて全職員へ服務規律を徹底し、公務員としての意識改革を図るということを通じまして、職員の一人一人がこうした組織風土や人事交流の停滞などに起因する漫然とした仕事のやり方を根底から見直し、職務に対する誇りと自信を持って自主的に仕事に取り組むことができるよう、これまでの悪循環といいますか、そうした流れを断ち切り、私自身としても心底流れを大きく変えていきたい、そうした思いで組織風土を新たに構築してまいりたいというふうにも考えております。
 いずれにいたしましても、今後、全体の奉仕者としての公務員に相入れない組織風土の根絶、それと刷新に速やかに取り組み、再び市民の皆様の信頼を取り戻せますように全力を挙げてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
◆床田正勝委員 ただいま、相次ぐ不祥事発覚の原因、背景についても御報告いただき、また再発防止策についても、局長さんのお言葉で今後の方向性というのを今伺いました。これは非常に難しい問題であるとは思うんですけども、本当にこれまでの悪い流れ、悪循環、今おっしゃいましたけども、断ち切っていただきまして、根本的な、抜本的な解決を実行していただきますよう改めて期待をいたしております。
 一方、河川の水面の清掃業務、これも基本に立ち返って、その必要性も含めた根本的、抜本的な議論、見直しが必要であると考えております。
 ところで、皆さんも御存じのように、この河川水面の清掃作業は大阪市の管理する河川だけでなく、大阪府の管理する河川に対しても日々行われております。また、大阪府からは毎年一定額の補助金の交付もされておられるとのことです。このような河川の水面清掃業務に関して、大阪府知事が、府が民間に直接委託することも検討するとか、補助金の見直しをしていくとか、いろいろ発言をされておられますけども、局として、この河川水面清掃業務の今後のあり方、これをどのように考えておられるでしょうか。
◎木村環境局事業部長 お答え申し上げます。
 大阪のまちは、水の都大阪として長い歴史の中で河川と産業、人、暮らしが結びついて発展してまいりました。また、これまでからその名にふさわしい河川の環境整備を府市が連携して取り組みを進めてまいりました。現在、本市が河川水面清掃を行っております市内10河川のうち7河川が大阪府の管理河川でございまして、大阪府の補助事業として本市に対して、ごみの収集量と連動せず一定の補助金が交付されておりますが、大阪府の要綱では補助率が8割とされておりまして、全額補助されていない現状にあります。
 本市といたしましては、今般の組織的な不祥事を機に、業務を抜本的に見直して民間委託することとし、早急に業務執行体制や民間市場調査などの具体的な検討を進めてまいります。
 あわせまして、河川の環境整備と保全といった河川管理と河川水面清掃は一体的とも考えられますことから、河川管理者である大阪府が直接水面清掃業務を実施することも既に大阪府に投げかけております。
 今後、民間委託を前提に必要な業務の精査とともに業務実施主体についてもそのあり方について大阪府と鋭意協議を進めてまいります。
◆床田正勝委員 今、御答弁にもありましたけども、大阪府の管理河川の清掃等、これは府がその責任において自分でやればええことですんでね。それは置いといたとしましても、今答弁いただきまして、当該業務の見直しに当たっては、大阪府との協議の経過を一定見守る形が必要だと。
 いずれにしましても、今回のような不祥事を根絶するためには、河川水面清掃業務のあり方も含めて抜本的な見直し策を早急に実行していく必要があると思います。
 最後に、この抜本的な解決策とあわせまして、副市長さんの不祥事根絶に向けた決意を改めて伺います。
◎北山副市長 お答えいたします。
 大阪市として、不祥事根絶プログラムを立ち上げまして、懸命に今、全市一丸となって不祥事の根絶に取り組んでいる最中であるにもかかわりませず、また、本市を取り巻く環境がますます厳しさを増している状況の中で今回のような不祥事案が再び発生したことにつきましては、私自身極めて残念でありまして、改めて市民の皆様に深くおわびを申し上げる次第でございます。
 不祥事の根絶のためには、不祥事案が発生する前に先手を打って芽を摘み、不祥事の根を探し出して絶やすことが不可欠であると考えております。そのために、不祥事根絶プログラムでは、分限処分の検討のルール化や勤態不良職員に対する適正化指導の強化など、政令市一の厳格化の取り組みを既に実施いたしますとともに、1人の管理監督者が多くの部下職員を抱え、きめ細かな指導監督を十分にしがたい現状を改めますため、現業管理体制を人事労務管理に新たに活用いたしますことや、同一現場に長期に在籍する職員の人事異動の促進のために人事異動基準の改正などに取り組むことといたしております。
 また、新たに策定いたしました部下職員の服務指導監督要綱に基づく常日ごろからきめ細かな指導や抜き打ちの査察などの活動を行っておりますが、今後ともそういった地道な努力を積み重ねますとともに、職員の意識改革を徹底してまいりたいと考えております。
 一方、本件の河川水面の清掃業務につきましては、先ほど担当部長から御答弁をいたしましたところでございますが、業務の抜本的な見直しといった観点から、民間委託化を前提に具体的な検討を進めることといたしておりますが、当該業務にかかる大阪府との関係につきましても適切に協議を進めてまいりたいと考えております。
 いずれにいたしましても、市民に信頼される公務員のあり方というものを一人一人の職員に浸透させまして、確実に伝わるように、再度、全所属長に対して徹底を行いまして、職員一丸となって市民の皆様の信頼回復に全力を挙げることで不祥事ゼロの大阪市を目指してまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
◆床田正勝委員 どうもありがとうございました。今後の解決策と副市長さんの強い決意を伺いましたけども、何度も何度も繰り返されてますんで、本当に次はもうラストチャンスぐらいの気持ちで、この不祥事の根絶に向けて取り組んでいただきますようによろしくお願いいたします。終わります。