平成18年11月常任委員会(民生保健) - 11月27日−02号

◆床田正勝委員 陳情5本出てます中で、その中で第74号の犬・猫の不妊・去勢手術助成金制度についての陳情書について、何点か伺いたいと思います。
 その中で、まず3点ちょっと教えていただきたいんですけども、現在、犬、猫の不妊・去勢手術の助成制度につきまして、他の自治体がされておられるということですけども、その中でまず、1点目が補助されておられる単価、2点目が各自治体ごとの予算の総額、そして3点目が、それらの制度を導入されるに至った経過というか理由、この3点、まず教えてください。
◎五島健康福祉局健康推進部保健主幹 お答えいたします。
 環境省が年度ごとに自治体の報告を、この件について取りまとめております。この統計資料に基づきましてお答えをさせていただきます。
 犬、猫の不妊・去勢手術助成制度は、都道府県レベルで実施しているところは石川県のみでございます。東京都特別区では12区、政令指定都市では10市、大阪府域では8市1町で制度を実施しております。自治体により、1頭当たりの助成金額は1,050円から3万5,700円、予算総額といたしまして17万5,000円から956万円と幅がございます。制度導入の理由は、主に「不妊去勢手術の重要性を広く啓発し、苦情の減少を図るとともに、行政による引取り・処分頭数の減少を目的とする」と、この資料には記載されております。以上でございます。
◆床田正勝委員 大体経過がこれでわかりました。それで、幾つかの自治体も助成されておられるということなんですけども、そこで、大阪市がこの助成を行わない、また行っていない理由というのを教えてください。
◎五島健康福祉局健康推進部保健主幹 お答えいたします。
 本市におきましても、昭和48年度から昭和50年度までの3年間、犬の避妊手術の助成事業を実施しておりました。当事業については、手術費用を、当時の金額でございますが1頭6,500円とし、本市が1,500円、大阪市獣医師会が1,500円を助成し、犬の所有者が残りの3,500円を負担することとしておりました。当初、予算枠といたしまして500頭に設定しておりましたが、昭和48年度は122頭、49年度は102頭、50年度は161頭と、実績が当初予定していた件数を下回りました。さらに、49年度に施行されました動物の保護及び管理に関する法律第9条に、所有者の責任として繁殖制限を行うよう規定されましたことから、当該事業を昭和50年度で取りやめたところでございます。
 なお、平成8年度に本市で動物愛護につきまして市政モニター調査を実施いたしましたところ、行政が手術に対する助成金を出す必要はないとする意見が6割近く、飼い主に対し助成金を出すべきと考える市民は14%でございました。
 私どもといたしましては、飼い犬、飼い猫の不妊・去勢手術は飼い主責任で実施すべきものと、これまで整理してまいったところでございます。以上でございます。
◆床田正勝委員 大阪市の経過を伺ったんですけども、この陳情の中で、年間約5,000匹もの犬、猫が殺処分されているということなんですけども、17年度で見たら犬が700頭、猫が4,757頭ということで、この数字、多分間違いないかと思うんです。要は、助成がありきではなしに、動物たちの命を大事にせなあかんのではないかという陳情とも受け取れるかと思います。
 平成16年に、これちょっとお願いしてやっていただいた動物愛護の市政モニター、皆様お手元にあるかと思うんですけども、その中で、ペットを飼っておられる方で避妊・去勢手術を受けさせていない方の中で、57%の方が手術を受けさせるのがかわいそうやから受けさせてないというアンケートもあるわけなんです。子供の情操教育もある中で、人間、大人の都合で勝手にそういった体にメスを入れるというか、いじることを子供の前で果たして、していいのかどうか。
 他の自治体で野犬等々の問題について助成制度を打っておるのは、その自治体の規模の大小によって、やりたい制度ができない。ただ、大阪市については「犬・ねこの譲渡会」という制度があるのでこれで賄えるけれども、よその自治体はこの譲渡会ができへんから、やむなく助成金を打っているのではないかという考え方もできると思います。
 私も個人的に、当然ペットを飼った以上は、まず、それらの繁殖のことも含めて飼い主の責任というのが当然問われてくると思います。並行して行政側の管理というのももっとしっかりやっていかなあかんなと思っているわけなんですけども。大阪市では、ペットを飼われたと、飼ったけれどもどうしてもの理由で飼えなくなったという場合には、ちゃんと連絡をしたら、そのペットを引き取っていただいて、ほかの新しい飼い主を探していただくという、さっき言うた犬・ねこの譲渡会という大変いい制度があります。これを利用することによって、新しい助成ですね、補助、お金を使うことなく、そしてまた、ペットに傷をつけることなく新しい飼い主を探していただく。それが、ひいては野犬等々の数をふやさない−−要するに新しい野犬をまたふやさないということですね、この子孫を−−ということにもつながっていくと思いますので、この犬・ねこの譲渡会というのはもっとクローズアップされてしかるべきやと思います。
 これについて市民の皆様、特にペットを飼っておられる方にもっとしっかり周知をしていかなあかんと思うんですけども、今後どういうふうに対応していただけるのか、お願いします。
◎五島健康福祉局健康推進部保健主幹 お答えいたします。
 本市の動物管理センターでは、昭和57年から毎月第2・第4の水曜日に、飼いたい人を集め、犬・ねこの譲渡会を開催しております。新しい飼い主には、動物愛護精神の普及啓発を行うとともに、終生飼育等の正しい飼い方を指導した後、犬、猫を譲渡しております。譲渡する犬、猫は健康状態をチェックし、必要であれば治療を行うほか、予防ワクチンの接種等を施すなど、検疫後に譲渡しております。平成17年度実績として、犬・ねこの譲渡会を25回開催し、389人の譲渡希望者に対し、犬及び猫合計272頭を新しい飼い主に譲渡いたしました。平成17年度からは、市民が参加しやすいように夏休み中の日曜日に開催するなど、新しい取り組みも実施しておるところでございます。
 この譲渡会の広報・宣伝でございますが、毎年4月と10月に実施しております「犬・ねこを正しく飼う運動強調月間」の回覧ビラ、狂犬病予防集合注射時の啓発袋への記載、各区保健福祉センター窓口に設置しますチラシ、市政だより及びホームページ等を媒体として実施しております。
 今後は、動物愛護団体、獣医師会とも連携するなど、あらゆる機会をとらえて広報・宣伝に努めてまいります。以上でございます。
◆床田正勝委員 ありがとうございます。
 この制度をちゃんと周知徹底して活用できれば必要ないんじゃないかなと思いますので、とりあえずはそれを進めてください。
 ちょっと余談になるんですけども、やっぱり人間もそうなんですけども、親からもらった大事な体に傷をつけることはよくありませんので、そういったことをやっぱり子供たちもしっかりと、ペットを通じてと言うたらペットに失礼なんですけども、そういったことも教育として教えてあげたらどうかなと思います。
 これはちょっと蛇足になるんですけども、私の地元の東淀川区の河川敷にグラウンドがあって、子供たちが軟式野球の大会いつもやっているんですけれども、そこに野宿生活者の方が飼っておられたり、また、普通に野犬というのがぎょうさんおって、子供にかみつくんです。それで救急車を呼ばれたり、そういった事態が何度もあるんです。それで、うちの区役所ですとか健福の皆様が一緒になって、その野犬退治に今、走ってくれてはりまして、またそれも毎日放送さんが取り上げてくれまして、この譲渡会というのを今すごいクローズアップしてもらっているんですけども、そういった野犬対策ということで、ぜひこの譲渡会、もっと周知をお願いいたしたいと思います。
 それと、先日、10月の末に、こちらにあるんですが、環境省が公表いたしました、動物の愛護及び管理に関する施策を総合的に推進するための基本的な指針という指針があるんです。その中に、不妊去勢措置の推進、終生飼養の徹底などにより、犬、猫の引き取り数を半減させることや、地域における環境の特性の相違を踏まえながら、集合住宅での動物飼養、都市部等での犬や猫の管理の方法、所有者のいない猫の適正管理を検討し、動物の愛護と管理の両立を目指すことを講ずべき施策として、こういう点が挙げられているんです。これらの点について、今後の大阪市の施策展開を前向きにスピード感を持ってお願いしたいんですけども、いかがでしょうか。今後の対応をお願いします。
◎林健康福祉局健康推進部長 お答え申し上げます。
 ただいま委員御紹介いただきましたとおり、去る10月末に環境省が、いわゆる動物愛護管理基本指針を策定、公表したところでございまして、今後はこの基本指針に基づきまして、各都道府県において動物愛護管理推進計画を策定することとなっております。
 大阪府におきましては、来月早々にもこの推進計画策定のための学識経験者を含めました第1回の検討委員会が開催されることとなっておりまして、私ども大阪市としましても行政担当委員として参画いたしまして、先ほど来、委員が種々御指摘いただいております点につきましても積極的に意見反映してまいりたいと存じております。
 また、大阪府の推進計画は来年6月ごろに公表される予定でございまして、その内容を踏まえた上で、大阪市の実情に応じた実効性のある動物愛護管理施策につきまして、平成20年度からの実施に向けて検討してまいりたいと考えております。よろしくお願いします。
◆床田正勝委員 ありがとうございます。
 国のスケジュールに合わせて20年度から実施ということでございますので、また、その中身もぜひよろしくお願いします。
 それで、これはちょっと要望ということで何点かお話ししたいんですけども、先ほど局長見解で入れていただいたんですけども、来年6月に、国の指針に基づいて府の推進計画が示されるということなんです。市としても、今言いましたけども、一日も早く実のあるもの、早いこと実効性を持ってやっていただきたいと思います。
 また、府の推進計画、これらについて足りない部分、不足の部分があれば、市の条例などで補うこともぜひ検討していただきたいと思います。
 飼っておられる方のほんのごく一部の方のせいで迷惑を受けている人たち、そういった方がたくさんいますので、そういった声なき声をしっかりと拾い上げていただいて、1つでも2つでも効果のある対策をスピード感を持ってやっていっていただきたいと思います。
 また、さらに今月に入って、フィリピンから帰国された方の狂犬病が今ちょっと話題になっているんですけども、狂犬病の予防法というのがあると思うんですが、これらに基づいて、飼い主の登録制度を含めまして動物の適正管理ですね。このアンケートの中にも管理についてちょっとびっくりするような結果が書いてあるんですけれども、これは皆さんぜひ調べていただきたいと思います。ここでは言いませんので。びっくりするようなデータもありますので、適正管理についての施策もあわせてスピード感を持ってやってください。お願いいたします。
 それと、陳情に関連いたしまして、ペット問題について少しお話をさせていただきたいんです。
 公園は、今まではずっと野宿生活者の方によって一定占領されていたかと思うんですけども、今はペットランドになっているような気がいたします。どういうことかといいましたら、鎖から放して放し飼いにしてはる方とか、公園でこういった砂場で飼えへんための柵があるんですけども、あれは砂遊びをさすための柵だったんですけど、今ではペット飼ってはる方が、ペットが逃げないように柵の中にペットを入れてしゃべってはるんですね。そういった問題があったりですとか、緑のところ、手でかいてみたら、ペットの毛とか、あと排泄物とかで公園が汚いというイメージがついておりまして、俗に言う、お母さん方が、子供さんが生まれて公園を散歩していって、そこで顔見知りになるという公園デビューというのがあったと思うんですけども、こういった横の連携ももうなくなっています。要するに、野宿生活者から始まって公園から子供が消えてきていると思います。
 かといって、一方では子供たちの球技、これらを禁止しておられますよね。こういった子供らに対して球技禁止などと厳しいあれをやってはる反面、ペットについては非常に緩いと言わざるを得ない公園管理についてこれは強く指摘をしておきたいと思います。
 このままでは不十分です。何のための公園かわかりませんので、そういった現状を打破するための対策、ゆとりとみどりさん、お願いしておりますので、どうでしょう、お願いします。
◎久保田ゆとりとみどり振興局緑化推進部管理課長 お答えいたします。
 公園は、スポーツやレクリエーションあるいは散策や憩いの場所として、いつでもだれでもが御利用いただく、非常に多様なニーズに対応する公共施設でございます。最近のペットブームを背景に、犬を伴って公園を散策するニーズも非常に高いものがございます。しかし、一部の心ない利用者によりまして、委員御指摘のように、犬を公園内で綱から放したり、ふんを放置したりするモラルに欠けるケースが見られ、公園事務所へ犬に関する苦情も寄せられているところでございます。
 このような状況に対応すべく、当局といたしましても、かねてより大阪市動物の愛護及び管理に関する条例に基づき、犬をリードから放さないことや、ふんを持ち帰るよう啓発の看板を設置するなどマナー啓発を呼びかけたり、公園事務所職員がそのような場面に遭遇した場合は直接注意を促すなど取り組んでまいりました。また、公園の砂場には犬、猫の侵入防止柵を設置するなどして、安全衛生対策を進めているところでございます。しかしながら一部利用者にマナーを遵守していただけず、私どもといたしましても大変苦慮しているところでございます。
 そこで、今後は従来の取り組みに加えまして、より一層の効果を上げるべく、市政だよりにペットのマナーに関する記事を掲載いたしまして強く市民の皆さんに訴えてまいるほか、公園事務所職員による巡回を強化し、利用者への一層の注意喚起を行ってまいりたいと存じます。さらには公園清掃などに従事していただいております公園愛護会あるいは愛護員の方々にも、モラル向上に向けたお手伝いをお願いしてまいりたいと存じます。あわせまして、区役所を通じまして連合町会から各町会へ啓発文書を回覧するなどして、ペットのマナー確保についてもお願いをしてまいりたいと存じます。
 また、この課題につきまして他都市の対策状況の調査を実施し、より効果的な対策についても検討を進めてまいりたいと存じます。特に東京都都心部の一部の身近な公園では動物の連れ込みを禁止しているケースもあると聞いておりますので、このような規制が本市でも有効な対策になり得るか否かにつきまして調査・研究を進めてまいりたいと存じます。
 今後とも、子供さんを初め市民の皆様が安心して快適に公園を御利用いただけるよう努めてまいる所存でございますので、何とぞよろしくお願いいたします。以上でございます。
◆床田正勝委員 ありがとうございます。
 これ、聞きようによってはペットを飼っている人が悪いというような聞きようにとれんこともないんですけれども、そういうことを言っているんではなしに、公園を取り巻くルールづくりが大事やということを言っておりますので、あらかじめそこは誤解のないようにだけしておいていただきたいと思います。
 今、新しいルールづくりについても御検討いただけるということですので、またぜひよろしくお願いいたします。
 参考までに、先ほど私が例で挙げましたことは大阪市の動物の愛護及び管理に関する条例に全部違反してますので、罰則規定がありますので、それだけちょっと申し添えておきたいと思います。
 それと、ペットの問題で、ペットが今、すごくブームにもなってますし、お一人でお住まいの方にとってはいやしということでいいかと思うんですけれども、マナーを守れへんために地域でいざこざが起こってはいけませんので、やっぱりペットたちと共存していくためにも、もっと新しいルールがあってもいいんじゃないかなと思います。
 そこで、これはあくまでも私見なんですけども、大阪市の財産を利用して、そこでペットを飼わせてあげたらどうかなと思います。これはどういうことかと言うたら、基本的に大阪市は1連合1公園だと思うんですけども、そこでもう赤ちゃんやペットや何やと一緒になってごちゃごちゃになってもいけませんので、ペットはペットだけで、好きな人だけが集えるようなスペースがあってもいいんじゃないかなと。東京かどこかでドッグ何とかという公園がたしかあったと思うんですけれども、例えば大阪市の財産である市営住宅の用地、ここを一部使ってやっていくとか、そんなのはいかがでしょう。住宅局さん、ちょっときょうお世話になってますけど、どうでしょう、お願いします。
◎寺尾住宅局技術監兼管理部整備課長 お答えさせていただきます。
 市営住宅用地につきましては、市民の財産であると認識いたしております。公営住宅の施設や用地につきましては、公営住宅制度上の制約があるものの、市民の要望に沿いまして、これまで関係局と協議の上、住宅の建て替えに伴う余剰地などで地域集会所用地などへの活用を行ってまいりました。今後も、地域の皆様の幅広いニーズに沿った御要望をいただいた場合には、区役所や関係局とも十分に連携しまして、国の判断も求めながら適切に対応してまいりたいと思います。
◆床田正勝委員 ありがとうございます。
 地域の要望があればというふうな御答弁をいただいたと思いますので、またどうぞ前向きによろしくお願いいたします。
 1点、ちょっとだけ指摘をさせていただきたいんですけども、市営住宅の問題について少し触れさせていただきたいと思います。
 市営住宅、基本的にペットは禁止のはずです。ただ、見てますと、黙って飼っている人が後を絶ちません。そのために鳴き声、環境面、また排泄物などによって、近隣トラブルが多発、続発しております。また、それに伴って市営住宅外の方からの苦情も多数寄せられております。こういった人が近所の公園に犬とか猫を連れていくことによって、先ほど言うたまた公害の被害も出てくるということもあります。まず、市営住宅でどれぐらいの人がペットを飼っているのかという件数、後で聞きますんで、それはまず答弁の最初に置いておいてください。
 こういった迷惑行為に対して啓発指導していきますという御答弁をいっぱいいただいたんですけども、それの結果、心ない人がこういうマナーの悪いことをやっているんで、ここまで問題になってますんで、もうこのままではだめだと思います。新しい対処方法が必要やと思います。
 そこで、迷惑行為が起こってからでは遅いんで、未然に先に対応していく必要があると思います。そういった意味で、例えば市営住宅の募集の段階で申し込みってあると思うんですけども、その申し込みの中にペットを飼ってはいけませんよというのを書いていただいて、申し込みの要件の中にそれを書き込んでしまうんです。それで、当選された方の契約書の中に、特記事項になるのかどうかわかりませんけども、ペット飼育の禁止をちゃんと明記して、守ってもらわなければ市営住宅から退去していただく、これはルールですのでね。そういった旨を契約というか誓約していただくという方法をとるべきではないでしょうか。住宅局さん、お願いします。
◎錦織住宅局管理部管理課長 お答えをいたします。
 委員御質問のありましたペットの飼育の割合ということでございますが、私どもといたしましては、市営住宅全住宅を対象とした調査などは行っておらないところではございますが、過去に複数の団地につきまして、自治会が犬、猫等の飼育実態を調査された結果が報告されておりまして、それによりますと、平均いたしまして管理戸数の約1割の世帯で飼育されているという結果となっております。
 また、御指摘の今後の迷惑行為に対しての対処ということでございますが、本市の市営住宅条例において、「市営住宅及びその周辺の環境を乱し、又は他の入居者若しくは周辺の住民に迷惑を及ぼす行為」を入居者の禁止行為として規定しており、犬、猫などのペットの飼育につきましても、共同住宅の他の入居者に迷惑を及ぼす蓋然性が高いことから、やめていただくよう指導に努めているところであります。
 しかしながら、ペットの飼育をめぐっては、住宅管理センターなどに対し多数の苦情が日常的に寄せられているところであり、迷惑行為を起こしている入居者に対し文書や面談の指導を行っているほか、自治会にも協力を求めて対応しておりますが、委員御指摘のとおり、たび重なる指導を行っても一向に改善されない場合も多い状況であります。このため、今後引き続き居住者に対して犬、猫などのペット飼育を行わないよう指導を徹底いたしますとともに、社会通念上の受忍限度を超えると認められるようなケースにつきましては、市営住宅条例の規定に基づき明け渡し請求等の措置をとっていく必要もあると考えておりまして、現在、ペット飼育による迷惑行為などについて明け渡しを求める基準や、そのための手順などを明確化する方向で、今年度より設置いたしております大阪市営住宅入居監理委員会において御議論をいただいているところであり、その結論を踏まえまして今年度中に一定の基準等を整備し、迷惑行為に対する毅然とした対応を進めていくこととしたいと考えております。
 また、委員から御提案のありました点につきましては、市営住宅の入居時にペットが飼育できない旨を契約書等に明記して、入居者みずから意識を持っていただくことは有効な方法であると考えておりまして、今後、その実施に向け検討してまいりたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。
◆床田正勝委員 ありがとうございます。
 契約書を拝見しましたら、市営すまいりんぐにはちゃんとペット禁止とうたっておりますので、市営住宅の方もちゃんとお願いいたします。
 最後に、すみません市長、長いことお待ちいただいてありがとうございます。今、ペットに関係する一連の問題をいろいろお話しさせていただいたんですけども、やはりペットというのはすごく大事なファクターはあるんですけども、かといってこのままでもよくないかと思いますので、今後のペット行政というんですか、今後どういうふうな方向で進めていかれようと思っておられるのか、よろしくお願いいたします。
◎關市長 床田委員からペットに関しましていろいろ御質問をいただいたわけでありますけれども、先ほどお示しになった環境省のパンフレットでも、ペットを飼うことは人の心身によい効果を及ぼすこともあると。あるいは生活の潤いになるというようなことも記載されているわけですが、事実、特に少子高齢社会で、先ほども御指摘ありましたけれども、高齢者、特に単身の高齢者の方、あるいはそれほどの高齢でなくても子供さんたちが全部もう嫁いでしまって夫婦2人になって、しかし、なおかつ御主人がどうしても仕事に行かねばならないという主婦の方等のような場合に、非常にある種の潤いといいますか、その人の人生に一定の役割を果たしているということは、これは御指摘のとおりだと私も思います。
 ただ、それと、社会生活上における他人への迷惑行為とか、これはまた全く別の次元の話でして、やはり地域社会のルールやあるいはマナー、こういうことを無視したようなそういう無責任な動物に対する接し方とか飼い方、これは決して認められないわけでありますので、人とペットが健全な形で共生できるような社会を目指していかねばならないと私も思っております。
 医療の世界でもアニマルセラピーというのがかなり今進んできているわけですので、そういうことも考えておく必要があるわけですが、やはりルール・マナー、これはしっかりと守るという大前提のもとでの話だと思います。
 公園での、これは非常に難しい問題であるわけですけど、先ほど答弁しましたように、これもやはり飼い主のマナーあるいはモラルということが一番問われているわけでありまして、それをしっかりとやれる啓発も大事ですけど、それ以外に何かとるべき手段があれば、これについても研究をしていきたいと思います。
 それから、市営住宅の管理についても、やはり迷惑行為が生じた場合は、これはもう市営住宅条例の規定があるわけですので、適切にそれをきちっと適応して対応していきたいというふうに思います。
 それから、いずれにしても基本的には飼い主がそれぞれの社会責任を十分理解して、そして他人に被害や迷惑行為を発生させないしっかりとしたモラルを持ってやってもらうということが第一義的に重要であると思います。日本では比較的ペットの歴史は浅いわけですけども、人とペットが共生できるような実効性のある施策をこれからもあらゆる角度から実行できるように検討していきたいと思います。
◆床田正勝委員 市長、どうもありがとうございます。
 私も、別にペットが嫌いとかそんなんでなく、以前ペットを飼ってまして、動物は好きですけども、ただ、やっぱりルールはルールできっちりと守っていかないけませんし、特に一番影響を受けるのは子供たちやと思いますので、公園で遊べなくなったり環境衛生面、もしくは動物のアレルギーといったことも出てきてますので、これからもペットといい形で共存していけるようなルールづくりをやっぱり行政の方で毅然と示していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 終わります。ありがとうございます。