平成16年3月定例会常任委員会(民生保健) - 03月23日−01号

◆床田正勝委員 続きまして、東淀工場焼却炉の設備工事契約案件について、1問だけちょっと伺います。
 先ほど局長様より御説明いただきまして、60億 2,700万円で請負契約をされるということでございますけども、ある新聞で超安値入札、最低制限下回るという記事がありました。この記事では、従来の随意契約から一般競争入札に切りかえて発注したところ調査基準価格を下回ったもので、契約を一時保留し、低入札価格調査を行った後に、この価格で適正な履行が可能と判断されて仮契約をしたというふうに書いてありました。
 そこで、今回実施された低入札価格調査とは一体どういうものなのか。過去にそういった事例があったのか。また従来に比べてかなり安くなったようですけども何で安くなったんか。そのような金額でも全国に誇れるような焼却工場が建設できるのかどうかあわせて伺います。
◎清水環境事業局施設部東淀工場建設担当課長 お答えいたします。
 ごみ焼却工場の焼却炉設備工事、いわゆるプラント設備工事の請負契約につきましては、従来厳格な技術審査に基づき随意契約を行っておりましたが、今回の東淀工場の契約においては、WTO(世界貿易機関)に基づく政府調達協定が適用されますことから、本年2月6日に一般競争入札を行いました。入札に参加いたしました9社のうち、一番低い金額は日立造船株式会社で、消費税を含め60億 2,700万円でございました。
 委員御質問の低入札価格調査制度と申しますのは、契約の適正な履行の確保を図るため設けており、一般競争入札と公募型指名競争入札による工事請負契約のうち、建築工事は7億 5,000万円以上、建築工事以外は6億円を超えるものが対象となっているものでございまして、予定価格に対応する調査基準価格を定め、入札の結果が調査基準価格を下回った場合には入札を保留し、適正な履行が可能かどうか契約担当課と契約請求局が合同で調査をするものでございます。最近では、昨年11月に学校関係の建設工事で低入札価格調査が行われたと聞いております。
 今回、最低価格入札者となりました日立造船株式会社に対しましては、工事内訳書の徴取、手持ち工事の状況など、施工に関する事柄や経営状況、信用状態などについての事情聴取や調査を行いました。その結果、今回の入札額でも本市仕様に基づく施工ができ契約の履行が可能であると判断いたしましたので、本年2月27日に日立造船株式会社を落札者と決定し、仮契約を行いました。
 今回の入札結果は、トン当たり単価で比較しますと、舞洲工場、平野工場に比べかなり下落しております。その事実だけ見ますと、舞洲工場及び平野工場は随意契約のため高かったと思われるかもしれませんが、その契約金額は同時期に指名競争入札を行った神戸市や福岡市の焼却工場と同等で、当時としては平均的な契約額でございました。
 落札額が従来に比べかなり安くなったのはなぜかとのお尋ねでございますが、今回の契約につきましては、建築工事を除いた焼却炉のみの請負契約で単純に比較することはできませんが、近年の全国のごみ処理施設の受注実績を見ますと、平成11年度から平成14年度までは建築工事などを含んだ建設費は、平均しましてトン当たり 5,000万円台であったものが、平成15年度ではトン当たり約 3,000万円とかなり低下傾向にございます。
 日立造船株式会社に対する事情聴取によりますと、製品の海外調達や設計の標準化、施工の合理化により、大幅な価格低下に対応すべく努力しているとのことでございました。
 また、今回の入札では日立造船株式会社だけが安かったわけではなく、60億円台が2社、70億円台が3社あり、ここ数年の全国的な発注件数の減少を背景に受注競争が激化しているものと考えられます。
 今回の契約金額は予定価格を大幅に下回っておりますが、いずれにいたしましても、当局の設計に基づき市民の皆様にも十分御納得いただけるような焼却工場を建設してまいりたいと考えておりますので、御理解いただきますようよろしくお願いします。以上でございます。
◆床田正勝委員 ありがとうございました。
 契約の状況については理解できましたんで、本市の財政状況が厳しい折、契約金額が大幅に下がっていくということは大変ありがたいことです。ありがたいことですけども、安いから質が下がるということでは困りますので、そうならないように十分施工管理に努めていただきまして、立派な焼却工場を建設していただきたいと思いますんで強く要望しておきます。
 ちょっと話が変わるんですけども、昨年の予算委員会で、この東淀工場の建て替えには今回の平野のように余熱利用施設を初め多くの見学者が来られるような展示施設の充実、または楽しく学べる啓発施設が必要であるということを要望させていただきました。
 今回、平野工場の余熱利用施設の建設工事が契約されるということでございますけども、これで重ねて要望になりますけども、東淀工場の場合も地元の皆様方の要望をよく聞いていただきまして、余熱利用施設の検討を実施に向けて進めていただきたいと思います。
 また、啓発施設につきましても、社会見学ができるような施設ということを申しておりますけれども、それと並行いたしまして、昨年環境対策特別委員会の視察で名古屋市の環境学習センターのエコパルなごやを見学させていただきまして、その施設には小さな映画館のようなバーチャルスタジオがありまして、座席が40席ほど設置されております。スクリーンのかわりのハイビジョンが設置されており、ハイビジョンによる美しい映像と臨場感のある音響で、自然の営み、ごみ問題、エネルギー問題などを体験学習できるようになっております。バーチャルスタジオの各席にタッチパネルが備えつけられておりまして、タッチパネルを使いながらハイビジョンの中に登場するキャラクターと双方向で環境問題について学習したり、クイズ形式ということで子供さんたちにはちょうどもってこいの施設やと思うんですけども。
 見学に来られた子供さんたちや市民の方にまじって私たちも視察させていただいたんですけども、環境教育という観点からは、私自身も大変興味を持っておりまして、この東淀工場の啓発施設の設備の設置に当たりましても、こういったものを実際に現地に行って見ていただきまして参考にしていただいて、ぜひ実施していただきますようにこの場で要望しておきまして質問を終わります。ありがとうございます。