平成12年6・7月常任委員協議会(民生保健) - 07月11日−01号

◆床田正勝委員 では、自民党を代表して質問させていただきます。
 まず質問の前に、今回食中毒の被害に遭われた市民の皆様方に心よりお見舞い申し上げまして、そして健康がまだすぐれられない方については、1日も早い回復をお祈りいたしております。では質問させていただきます。
 事件が始まって以来、約2週間がたつわけでございます。新聞、テレビ等を拝見いたしましても、雪印さんの記事やニュースが見られない日がほとんどないと言っていいぐらい大きく取り上げられ、被害に遭われた患者さんも1万人をはるかに超えておられる状況であると伺っております。このような事件は二度とあってはならない、これはだれもが思うことでございます。
 そこでまず、自民党ももちろんですけども、市民の方々の素朴な疑問をまず質問させていただきます。今回の食中毒の事件、なぜ起こったのでしょうか、お願いいたします。
◎辰巳環境保健局技術監兼健康推進部生活衛生課長 お答えいたします。
 このたびの雪印食中毒事件におきましては、市民の皆様方を初め、大勢の方々が被害を受けられるなど、大規模な事件に発展しましたことはまことに残念であります。この事件が発生しました要因でございますが、雪印乳業は業界を代表する企業であり、模範的立場にあることから大きな責任が課せられているわけであります。これまでの調査では、残念ながら食の根幹は安全であるという食品メーカーとしての企業理念の欠如、HACCP承認工場であるという自覚の欠落、余りにもずさんな衛生意識と衛生管理がもたらしたことが大きいと考えておるところであります。以上でございます。
◆床田正勝委員 ありがとうございます。私も同じ認識をさせてもらっているところでございます。このようなHACCP承認工場であるということの自覚の欠落等も問題として挙げられるわけでございますが、一部で監視体制の問題、すなわちどういうことかと申しますと、保健所が機能してなかったのではないかという指摘も一部であるやに聞いております。この4月から監視業務を専門に行います大阪市保健所の制度がスタートしたわけでございますが、今までの旧の24保健所、また、4月以降の1保健所、24保健センターの監視体制の違いにつきまして、今回具体的に聞いておく必要があるかと思います。もし今回の事件が旧の24保健所体制で発生した場合に、発生原因の究明、また製品の回収、被害を受けられた方々の調査、市民の皆様方からの相談対応など、どういう違いがあったと思われるでしょうか、お尋ねいたします。
◎辰巳環境保健局技術監兼健康推進部生活衛生課長 お答えいたします。食品関係施設の監視につきましては、常に変化する時代のニーズに合った体制整備が求められておるところでございます。環境保健局といたしましては、多種多様な食品関係施設の中でも一般飲食店と雪印乳業のような大規模製造施設とを区分し、より効果的な監視指導と事件発生時の迅速な対応をできるような体制の整備を図ってきたところでございます。
 委員御指摘のように、旧体制の中でこのような大きな事件が発生した場合につきましては、到底1保健所で対応することは不可能であり、他の保健所から食品衛生監視員を招集し、臨時の組織をつくることになったと思いますが、このような組織では迅速性や統一性などの点で的確に機能したか、必要な処理を適切に講じられたか、大きな疑問が残るところでございます。
 このたびは、新保健所の食品監視を専門とする食品衛生監視課を初め、保健所の食品衛生監視員を集中的に投入することができ、原因究明のため調査や検査など、可能な限り迅速に有効な対応をなし得たものでありまして、これは新体制であったからこそできたものだと考えておるところでございます。また、市民からの苦情や届け出などは保健センターが受け持つことにより、数多くの市民からの情報や相談にも応じられるなど、効果的な機能分担が図られたものと考えております。
 委員御指摘のように、新体制が十分機能分担が図られたものと思っておりますが、刻々事態が変化する中で、局・保健所・保健センター間の情報共有化や連携など、危機管理体制をさらに強化できますように今後とも努力を努めてまいりたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。以上でございます。
◆床田正勝委員 ありがとうございます。4月から専門の方に保健所に集まっていただき、こういった事態に備えて対応していただくという大阪市さんの意図が今回の事件ではっきり対応できたということで明らかになったと思われますが、その一方で、わずかながらでも保健所の監視体制の問題の声が上がっているということは、100%完璧でなかったと言わざるを得ない部分があるかと思います。今後、さらなる市民の皆様方の要望にこたえていただきますよう、円滑な運営を図っていただきますようお願いいたします。
 そして、雪印の大阪工場はHACCP承認工場として衛生管理が行われておりましたが、このような事態になってまいりました。そこでお尋ねいたしますが、HACCP承認工場は大阪市内に何カ所ほかにあり、それはどこの会社でどういう食品を扱っておられる工場なのか。また、今回の事件を受けまして大阪市としましては、それらの会社にどのような再発防止策を考えておられるのか、今後の監視体制についてお尋ねいたします。お願いします。
◎杉浦環境保健局保健所食品衛生監視課長 お答えいたします。お尋ねのHACCP承認施設でありますが、雪印乳業と同じような乳処理施設といたしましては、ビタミン乳業株式会社、株式会社いかるが牛乳の2施設ございます。また、ハム、ソーセージ等の食肉製品を製造している施設といたしまして、日本ハム株式会社大阪工場1施設がございます。本市では適宜承認施設に立ち入り、記録等を点検することによりHACCPの遵守状況を確認しておりますが、本事件後、厚生省の通知を受けまして乳処理施設に対しましては再度監視指導を行い安全を確認しております。今後ともこのシステムが的確に実行されますよう、指導、助言を継続して行い、食品の安全確保に努めてまいりたいと考えております。以上です。
◆床田正勝委員 ありがとうございます。今回のような事件が二度と起きませんように、どうぞ御指導いただきますようによろしくお願いいたします。
 そして、今回の一連の新聞報道を見させていただきましても、行政の動きが鈍かったことが、これほどまでに被害に遭われた皆様方の数をふやしてしまった一つの要因という厳しい指摘が今なされておるところでございます。私はそうでないと信じたいところでございますが、もしこれが事実としましたら非常に大きな問題であろうかと思います。
 そこでお尋ねいたしますが、実際のところ、大阪市の発表はもっと早くできなかったものでしょうか。よろしくお願いします。
◎山中環境保健局健康推進部保健主幹 お答えします。委員御指摘のとおり、被害の拡大を防止するためには、速やかな公表が求められておりまして、私どもといたしましても、市民の皆様の健康を最優先に考え、迅速な対応と正確な情報提供に努めてまいったところでありますが、行政といたしましては、正確性を欠く情報を発表することは、市民の皆様にかえって混乱や不安をかきたてるものと判断いたしました。本市といたしましては、これまでからも食中毒の疑いの情報があった場合、必要な調査を実施し、その結果、食中毒として断定ができた時点で直ちに製品の回収指示等の必要な措置を講じ、あわせて報道機関への発表を行っておるところでございます。
 今回の事件におきましては、6月28日までに3件の情報を探知しておりまして、それぞれの情報について雪印低脂肪乳を含めた食べ物調査などを実施するとともに、雪印乳業大阪工場に立ち入って調査と検体の採取を実施したところでございます。その際にも、同様苦情の有無を確認しましたが、ないとの返事でございまして、28日午後9時過ぎになって、同工場から同様の届け出が4件あったとの報告を受けたところでございます。このことから、届け出内容を行政として確認すべく調査を進めたところでありますが、29日午後の時点までに公表に至る根拠はそろっておりませんでした。
 しかしながら、既に販売店や市民の皆様の家庭に疑いのある製品があることが十分考えられましたので、雪印乳業に対しまして、製品の自主回収とともに、この製品を飲まないよう呼びかけるための社告掲載を強く要請しまして、被害拡大の防止に努めたところでございます。以上でございます。
◆床田正勝委員 ありがとうございます。間違った情報を早く流されるよりも、若干おくれてでも、間違いなく正確な情報を市民の方にお伝えしたいという御発言でございましたけども、私も全くそのとおりで、自民党としても全面的に御支援申し上げたいと思います。
 そして、こちらも新聞でつい先ほど報道されましたが、埼玉県の方でO157の汚染のハムの回収命令の事件がございました。これは、損害賠償問題に発展しそうな気配でありまして、行政が誤った情報を提供することは非常に大きな社会問題に発展するということも、私、大変理解できるところでございます。その中で私の地元の話で恐縮でございますが、東淀川区の参天製薬さん、また、つい最近武田薬品さんの目薬の脅迫事件がございました。これらにつきましては、両者ともに消費者の万が一の健康被害を考慮されまして、迅速な回収措置をとってこられました。雪印さんの場合におかれましては、現に消費者から健康被害の発生の情報をつかんでおられたわけでございますので、メーカーの責任としてこれらの目薬の回収の場合よりもさらに迅速な対応をするべきではなかったかと、私自身思うわけでございます。
 このたびのように、市民の健康被害が拡大するおそれがあるという状況において、これは当然メーカーの責任として早い段階で自主回収するなり、市民の皆様方に周知するための社告を出すなどの予防安全措置が講じられるべきでありますが、それにおかれまして、そこに行政が、大阪市がどのようにかかわってこられたのかお尋ねいたします。
◎山中環境保健局健康推進部保健主幹 お答えします。先ほど申し上げましたように、行政の立場として食中毒の可能性が考えられた段階、すなわち6月28日の夜でありましたが、雪印乳業に対しまして当該品製造の自粛、また、製品の自主回収の要請と同時に、社告を掲載することにより食品メーカーとしての社会的責務として、消費者の健康被害を最小限度に食いとめるための努力を行うべきではないかと強く要請をしてまいったところであります。しかしながら、雪印乳業はその日は回答を保留し、結果的に翌29日朝から製造の自粛、製品の自主回収を開始しましたが、社告の掲載については、6月30日朝刊までずれこむ事態となっております。
 少なくとも6月28日の立入調査の際に雪印に入っておりました4件の苦情、この報告が保健所の方にございましたら、より早く製造自粛や製品回収の指示もできたところと考えております。以上でございます。
◆床田正勝委員 ありがとうございます。新聞やテレビなどの報道によりますと、雪印さんの大阪工場で仮設パイプ、またタンクなど、HACCPで届け出られた図面と異なる製造ラインを用いて不正に製造されていたとのことでございますが、こうしたことを平常の監視の中で発見できなかったものでしょうか。また、現場調査を行うことによりまして、図面と現地との矛盾点を見抜けなかったものでしょうか。この点お尋ねいたします。
◎杉浦環境保健局保健所食品衛生監視課長 HACCPの申請に当たりましては、申請者が製造、加工の工程を正しく記載し、すべての機械を正確に列挙して、そのうち食品の安全性を確保する上で最も重要な管理ポイントを選定し、それらが適正に実行されているかどうかを確認、記録することが重要でありますが、委員御指摘のラインは申請図面になく、調査時にも適切な説明は受けておりません。
 また、この施設は多品目の製品を製造しておりまして、タンクやパイプが多数複雑に入り組んでいるため、施設ごとの固有の製造工程については、工場側の説明と図面による点検をするものでありまして、立ち入った際稼働していないライン等については、その事実を確認することが極めて困難であると考えております。以上です。
◆床田正勝委員 ありがとうございます。7月1日に雪印さんの自主検査で黄色ブドウ球菌を検出した旨の発表がございました。その後、大阪府警が証拠物件として押さえた菌を大阪市で改めて検査されましたところ、検査結果が雪印さんと異なり、恐らく雪印さんの結果は間違いであったのではないかということでございますが、このことに関しまして、大阪市さんの行政サイドとしての意見をお尋ねいたします。
◎山中環境保健局健康推進部保健主幹 お答えします。雪印の検査はあくまで雪印の会社が行いました自主検査でありまして、あの当時の時点としては本市としましては、あくまで参考資料程度にしか考えておりません。本市の検査機関であります環境科学研究所では、食品衛生法の規定により精密度が十分管理されておりますが、残念ながら雪印の検査ではそのあたりの管理が行われているのかどうか不明でありましたし、少なくともブドウ球菌であれば毒素をつくり出す性質があることを見極めなければ今回の事件の原因究明にはならないと考えております。
 したがいまして、本市といたしましては、雪印がたとえ自主検査とはいえ、なぜこのような毒素をつくり出す性格の有無さえも確認しないまま発表されたのか不思議でなりません。以上でございます。
◆床田正勝委員 ありがとうございます。この菌に関しましても私、全く専門的な知識を余り持っていないものですんで、お話を聞かせていただくにとどめさせていただきますが、牛乳というのは老若男女問わず、市民の方が大変消費される食品の一つであろうかと思います。また、牛乳というのはカルシウム等、栄養分もたくさん含んでいることがあり、薬と思って毎日飲まれておられる方もいるやに聞いております。その中で特に子供さんの消費が一番多いかと思われます。これは当然学校給食もありますし、お母様方が健康を考えられた上、牛乳を選ばれているケースが多々あろうかと思いますが、そういった子供さんが一番消費の層が多いこういった牛乳に関して、今回このような食中毒が起こったというのは私も大変残念に思っておる1人でございますけども、今回、この食中毒が発覚しました際に、学校給食、またはこういった牛乳等、乳製品を取り扱っておられるところへの通報は適正に行われたかどうか、まずこれをお伺いいたします。
◎辰巳環境保健局技術監兼健康推進部生活衛生課長 本市におきましては、食中毒が発生した場合には被害の拡大防止を図るために、大阪市食中毒対策要綱で本市関係部局に通報をまずいたしております。関係先といたしましては、教育委員会、民生局、市立大学医学部附属病院、その他、近畿2府5県と広島県には通報いたしております。さらに委員御指摘のように、どんなところで売られているかということも踏まえまして、近畿2府4県のスーパー、コンビニエンスストア、駅売店等の本社49社へもその通知文を発送いたしておるところでございます。
 そしてその中身につきましては、必要な措置を相手に講じてもらうような通知文となっております。以上でございます。
◆床田正勝委員 ありがとうございます。そういった周知の方もしていただけたということでございますが、先ほど市民の方の素朴な疑問として、なぜこの問題が起こったのかという質問をさせてもらいましたけども、次に、市民の方が今一番思っておられるのは、早く原因を究明してほしい、多分これが一番皆さん思っておられることだと思うんですけども、大阪市さんとしまして、原因究明に向けまして、今後どのように取り組んでいかれるのか、今後の見通しについてお尋ねいたします。よろしくお願いします。
◎樋口環境保健局保健所生活環境担当部長兼営業監視課長 お答えいたします。このたびの食中毒事件の原因を究明しますことは、今後の食品衛生行政に対し市民の食生活の安全を確保する上で、非常に重要な問題であると認識しておりまして、現在、鋭意取り組んでいるところであります。これまでには、雪印の大阪工場に9回にわたって立ち入り、調査・検査と従事者からの事情聴取を行いますとともに、発症者からの聞き取り調査と、この方々から得ました検便や、残った食品の検査などを幅広く実施してまいったところでございます。これまでに判定いたしました検査の結果、食中毒菌そのものは検出されておりませんが、複数の製品から食中毒の原因となります黄色ブドウ球菌の毒素、エンテロトキシンが検出されております。また、これまでの立入調査などの結果を中間報告として御報告させていただきましたが、雪印では屋外での製造や返品された製品の再利用など、予想もできない、ずさんきわまりない取り扱いや衛生管理がなされていたことが判明いたしました。このような状況におきましては、原因となりました黄色ブドウ球菌による汚染や増殖の機会も十分あったのではないかと推測されますが、委員御指摘のとおり、まだ最終結論には達しておりません。
 このため今後は、多数の発症者の方々から得ました聞き取り調査結果を細かく分析し、また、施設調査や各種の検査の結果などを整理・解析し、これら多くのデータを総合的に検討してまいります。この検討に当たりましては、このたびの調査・検査などに携わった者を初め、各分野の有識者・専門家の方々を交えた検討会を持ち、いろいろな角度から検討を加えるなど、本市として原因の究明に全力を挙げて取り組んでまいる所存でございます。
◆床田正勝委員 ありがとうございます。一日も早い究明に向けまして、よろしくお願いいたします。
 そして、雪印さんが今まで行ってこられた中で、本市の職員に対して非協力的であったばかりでなく、連絡もなく自社独自に設備などを検査された後に洗浄して証拠を隠されるともとられかねないような行為をされてきたという報道を見ております。また、屋外での成分の調整、さらに出荷後に返品された加工乳製品を材料として再利用され、その中に品質保持期限切れのものまで含まれていたという話も伺います。まさにこれはあるまじき行為であろうと思いますが、雪印さんに対して大阪市としても毅然とした態度で臨むべきであろうかと思います。いかがでしょうか。
◎樋口環境保健局保健所生活環境担当部長兼営業監視課長 お答えいたします。本市におきましては、今回の事件の探知を受けました6月28日以降、再三現場に立ち入り、当該製品の原材料の内容、使用した製造ライン、また、それらの洗浄、消毒等の管理状況など必要な説明や資料を雪印に求めながら、原因究明に当たってまいりました。
 しかしながら、雪印側は当初から十分に情報公開する姿勢がなく、また、それぞれの担当者が実態を十分把握していないこともあり、説明が二転三転するなどの混乱を来しました。さらには、委員御指摘のように、本市に断りもなく製造ラインの検査を行った後、証拠隠滅ととられかねない行為があったため、本来行政側で行うべき原因究明のための十分な検体を確保できなかった部分がございます。以上のような雪印の対応はまことに残念なことであります。
 本市といたしましては、市民の皆様の健康を守る立場から雪印に対しましては、今後も引き続き徹底した原因究明を実施してまいります。最終的に問題点を明らかにし、雪印に対して厳しく改善を求める所存でございます。
◆床田正勝委員 ありがとうございます。今回、非常に大規模な食中毒事件が起こってしまったところでございますが、市民の食生活の安全を緊急に確保していかなければ安心して食事もとっていただけないような状況になってしまいます。大阪市としまして、一般の食品関係施設に対しましても、早急に安全対策強化を図るべきであると考えますが、今後どのように監視指導されていかれるのか、よろしくお願いいたします。
◎樋口環境保健局保健所生活環境担当部長兼営業監視課長 お答えいたします。食品関係施設は、一般飲食店から大規模食品製造施設までございます。これらの施設に対し、より効果的な監視指導を行うために新保健所体制を組み上げ、一般食品施設と大規模食品製造施設など専門監視が必要な施設とに区分し、本年度から実施してきているところであります。
 一般の食品関係施設に対しましては、営業監視課が年間計画の中で食品衛生監視員を現場に立ち入りさせ監視指導を行うことにより、施設と製造工程の衛生の向上や違反食品の排除、営業者の衛生意識の向上に努めていたところであります。私どもも今回の事件を一つの教訓として今後の監視指導に生かし、食中毒等、事件の未然防止を図ることにより、市民の皆さんの食生活の安全確保に努めてまいる所存でございますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。
◆床田正勝委員 ありがとうございます。ぜひ、市民の皆さんの食生活の安全確保に努めていただきますようお願いいたします。
 そして最後に、今回の雪印の食中毒の被害によりまして、雪印製品を扱っておられます宅配業者さんや卸売業者さんは、売り上げの大きな減少によりまして、大変厳しい状況に置かれておられます。別の意味での被害者であられるかと思います。こういった業者さんは聞くところによりますと、雪印を主体に扱われる宅配店及び卸売業者に対して融資の実施、商品代金の支払い猶予等の措置を講じるとのことでありますが、原因者であります雪印さんが、みずからの責任におかれまして、こういった業者の皆さんの救済に対して努めなければいけないことは当然のことでございます。ただ、これらの措置が確実に実施されるかどうかを私たちが注視して、気をつけて見ていかなければいけないと思います。
 ただ、雪印さんの対応が今後十分でないことも十分に想定されます。そうした場合におかれまして、大阪市においても、事態の重大性にかんがみまして、被害に遭われた業者さんの売り上げ減少等による緊急の資金需要に対しまして、現在経済局さんで実施されておられます一般事業資金融資、小企業事業資金融資、あるいは中小企業経営支援特別融資等を活用して救済に対応していく必要があるかと思います。それらにはぜひ柔軟に対応していただきたいと思うわけでございますが、また今後、事態がどのように推移していくのかなお不透明でございまして、今後の動向いかんによりましてはこういった事業者の皆様に対しまして、さらなる特段の配慮が必要であろうかと思います。ぜひ御考慮いただきたいと思いますが、きょうは御関係の経済局さんの方にお見えいただいておるかと思います。いかがでしょう、お願いいたします。
◎田原経済局中小企業部金融課長 お答えいたします。委員の御指摘にもございましたように、雪印製品を主に扱います系列店の経営を救済する責任は、原因者であります雪印乳業株式会社にあるものであり、今般、同社が講じるとされております融資等の措置も含め、十全な対応が行われるべきであると考えております。
 もとより経済局におきましても、今般の事態を重大なものと認識しており、これら販売店にさらに緊急の資金需要が生じる場合には、個々御相談に応じ、中小企業経営支援特別融資制度を初めとする経済局の中小企業融資制度を最大限に活用し、できる限り柔軟な姿勢でこれにこたえていく所存であります。さらに、融資以外の経営にかかわりますもろもろの御相談につきましては、中小企業指導センターを窓口にして対応してまいります。
 また、御指摘のとおり今後の動向を十分注意し、関係業者の声も聞きながら、事態の推移いかんによりましては、さらに特段の配慮をすることも検討してまいりたいと考えております。よろしくお願いします。
◆床田正勝委員 ありがとうございます。特段の配慮、御検討をぜひお願いいたします。いろいろ御質問させていただきましたけども、やはり市民の方の健康を守っていただかなければいけませんので、今後の原因究明と、そしてまた、皆様方が安心して食生活を送っていただけるような監視体制の強化をお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。