とこだ正勝

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平成27年9月5日 関西広域連合議会 北陸新幹線について質疑をおこないました

主な質疑内容

(ルートについて)

北陸新幹線は、昭和48年11月に、当時の運輸省が全国新幹線鉄道整備法に基づき決定した路線で、新幹線鉄道建設に関する整備計画を「東京都から大阪市」とし、
主要な経過地を長野市附近、富山市附近、小浜市附近と定められている中で、平成25年4月の関西広域連合委員会では、米原ルートを選定し、同年11月には国に対して提案。
なぜ、国の整備計画とは異なる米原ルートをわざわざ選定したのか?

(JRとの関係)

先々月、JR東海の柘植つげ社長は、定例会見で「ルート選定は政府とJR西日本が主体となり検討する」「数分間隔で運行している東海道新幹線への乗り入れは現時点では物理的に難しい」という内容の発言をされたが、
この発言の趣旨は、米原ルートの場合、リニア中央新幹線が名古屋へ開通する平成39年の18年後、平成57年の東京大阪間全線開通までは、北陸新幹線は米原止まりとし、全線開通時に東海道新幹線の便数を減らして、そこに北陸新幹線を走らせるといったもの。

そうなると、必ず米原での乗り換えが生じ、利用者に不便な上、「のぞみ」が米原駅へ停車する可能性も高くなり、大阪−東京間の移動に与える影響までが懸念され、乗り換えを利用して、大阪方面ではなく、名古屋方面に人が流れることも想定される。
また、リニア中央新幹線が大阪まで開業し、新大阪まで乗り入れできるようになったとしても、東海道新幹線のダイヤの隙間で北陸新幹線を走らせることになると、必要な便数が確保できるのかどうか不明。
さらに、東海道新幹線はJR東海、北陸新幹線はJR西日本であり、違う会社が同一路線を走るとなると、非常に多くの調整が必要となり、安全性にも不安が生じるのではないか。

このように、東海道新幹線の隙間を使い、様々な制約を受けて走らせる新幹線には、とても将来性を期待できない。
JR東海のダイヤのすきまで細々と運行するのではなく、北陸新幹線は魅力と将来性のある、関西の発展に資する新幹線となるよう正面から向き合うべきではないか?

(費用負担)

新幹線の建設工事の費用は、全国新幹線鉄道整備法第13条において、国及び当該新幹線鉄道の存する都道府県が負担すると定められてる。

関西広域連合委員会で取りまとめられました平成25年4月25日付けの文書「北陸新幹線敦賀以西ルート提案にかかる取り組み方針」によると、国と地方の費用負担のあり方や地域の受益の程度を勘案し、引き続き、関西広域連合として検討し、関西全体で解決を図ることとしている。

まず、法律の関係で言えば法改正が必要となるが、どのように進められるのか?
さらには、関西広域連合の構成府県での予算措置を行う場合、それぞれの府議会、県議会での了解、府民県民の理解を得ることは非常に難しいのではないでしょうか?

法的整理が整わず、構成府県内での費用負担の問題も決着していない状況での決定、今後費用負担をどうされるおつもりですか?

(国等との関係への指摘)

リニア中央新幹線について、当初の開通が名古屋までと聞いたときは、誰もが驚き、予想し得なかった事態であった。
さらに想定していなかった変更が行われないといった保証はどこにもない。

最悪のパターンとして、経済的な理由などにより、リニア中央新幹線が大阪市まで延伸せず、名古屋を終点とするといった事態が起こらないとは言い切れない。そうなれば、北陸新幹線も米原を経由して名古屋を終点にする可能性もゼロではなく、リスク管理として想定だけはしておくべき。

また、リニア中央新幹線が、仮に名古屋までなった時に、きっと我々は国やJRに対して「当初の計画通り、大阪市―東京を実現してほしい」との要望をきっと行うはずです。
国やJRからすると、北陸新幹線のルートに関して国の整備計画と違う提案をしている広域連合が、リニア中央新幹線の整備計画の変更に対して物申すことは、あまりに都合が良いと思われるだけではないか?

このような点からも、国の整備計画が明示されている中でわざわざ国の計画を崩すように働きかける必要があったのか疑問に思う。北陸新幹線のルートについては、国やJRの動向をもう少し見極め、リスク管理をさらに深めるべきではないか?

(関西、大阪の発展)

関西全体にとっても最も効果的なのは、大阪市を中心に、東に東海道新幹線、西に山陽新幹線、北に北陸新幹線と放射状に高速鉄道網が整備され、西日本の窓口になることでる。

「北陸新幹線敦賀以西ルート提案にかかる取り組み方針」によれば、小浜ルートについて、広域連合では北陸新幹線ではなく、山陰新幹線をはじめとする高速鉄道網等の整備検討の中で議論されることを期待されているようである。
山陰新幹線については、国における今後の議論を待つ必要があるが、将来的な選択肢として十分に考えられるものであると私も思う。
整備計画のない山陰新幹線を持ち出して小浜ルートを残すのではなく、3案の中で従来からの決定であり、最も山陰寄りの小浜ルートを北陸新幹線のルートとした上で、山陰新幹線の議論につなげることが、地理的な要因を考えても、合致していると思うがどうか。

(関西広域連合の再協議について)

私は、特定のルートを推奨しているわけではない。国の整備計画とは異なるルートを、法整備が整ってきない中、不十分な議論でわざわざ選定したのかが疑問なのである。

今年の3月には井戸連合長が福井県で米原ルートに反対する意見を述べ、その後の関西広域連合委員会で「選挙応援のリップサービス」と説明された。
また先月には、山田京都府知事が「北陸やJRの意見も組み合わせ、どうするのがいいか、関西全体でもう一度検討することになるのではないか」と広域連合での再協議が必要との見解を示された。

状況は変化しており、関西広域連合の内部でも再協議の機運があるのも事実のようである。
米原ルートの決定は予算負担を含めて不確定要素が多すぎ、議論が不十分であり、かつ時期尚早ではなかったか。

北陸新幹線の敦賀以西ルートについて、改めて関西広域連合において議論されるべき。

(まとめ)

「既に決まったから・早い・安い」だけが重要視されるのではなく、
長期的な視野に立ったものとなることを期待しております。


動画配信:
関西広域連合議会 平成27年9月定例会 9月5日 一般質問

 




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